給料もらってない…岡本倶楽部のホテル従業員(読売新聞)

 会員制温泉リゾートクラブ「岡本倶楽部」を運営する「オー・エム・シー」(東京都中央区)に26日、出資法違反(預かり金の禁止)などの容疑で県警や警視庁などの強制捜査のメスが入り、県内でも熱海市上宿町の老舗旅館「熱海岡本ホテル」などが捜索を受けた。

 同ホテルで今年3月から働いているという30歳代の男性は26日朝、ホテル前で記者団に対し、「(捜索には)びっくりした。ホテルの外にいた警察の人に聞いたら、『給料の未払いがある』と言っていた。自分もまだ一度も給料をもらっていない。4、5か月もらってない従業員もいる」と不安そうな表情で話した。

 40歳代のアルバイト男性もホテル前で「熱海岡本ホテルにはパートも含めて従業員が50〜60人いるが、皆これから先どうなるか、心配している。1か月くらい前から警察が捜査しているとのうわさはあったが……」と声を潜めて話した。

 同ホテル近くに住む自営業男性(43)は、同ホテルについて「以前はコンパニオン目当ての若者グループで満室になることが多かったが、最近はコンパニオン付きの宴会は少なかったようだ」と話した。ホテル前で捜索を見守っていた出入りの内装業者は「昨年1年間で、熱海岡本ホテルを含む岡本グループの5施設で内装を手がけたが、売り掛け代金がまだ半分以上支払われていない。昨年12月まではちゃんと払ってくれていたのに」と話していた。

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遺体女性と接点確認されず=時計質入れの男―福岡県警(時事通信)

 福岡地検は19日、福岡市の博多湾で切断遺体が相次いで見つかった会社員諸賀礼子さん(32)の腕時計を質入れした同市内の男(32)を、別の窃盗罪で起訴した。県警の捜査関係者によると、男は「腕時計は拾った」と供述しており、諸賀さんとの接点は確認されなかったという。
 捜査関係者によると、男は諸賀さんが行方不明になった後の3月上旬、福岡市内の質店で諸賀さんが使っていたギリシャのブランド品の腕時計を換金した。福岡県警は先月、男を別の窃盗容疑で逮捕し、時計を入手した経緯などを調べていた。
 起訴状によると、男は昨年5〜6月、福岡市内にある以前の勤務先の倉庫から、液晶カラーテレビ3台(計14万円相当)を盗んだとされる。 

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